暗くなりがちな室内で料理をデジカメ撮影する時のコツなど

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絞りを開いてシャッタースピードを早くする

全てのデジタルカメラで絞りの設定が自由にできるわけではありませんので、カメラの説明書をよくご確認ください。

絞りの設定が出来るのは一部のコンパクトカメラ、ミラーレス一眼、一眼レフカメラです。
デジカメの選び方で説明した、「高性能系コンパクトカメラ」より上の機種)

絞りについて詳しくまとめました

絞りとシャッタースピードの関係

絞りはF○○(○○は数字)で表され、別名F値と呼ばれます。

Fの後に続く数値が小さければ小さいほど、シャッタースピードは早くなります

絞りの値は、カメラのレンズによって最大値と最小値が決まっています。
私がよく使うレンズはF1.4〜F16まで絞りを変えることができます。

ポイントは
F値の数字が小さいと、シャッタースピードが早くなる=手ぶれしにくくなる
ということ。

実際に見た方が早いと思うので、撮影サンプルをどうぞ。

設定
F値 F2.8
シャッタースピード  1/50秒
手ぶれを心配するシャッタースピードではありません。

F値を大きくします。

設定
F値 F5
シャッタースピード  1/15秒

テクニック次第では手ぶれしないかもしれないけど、私には無理
50枚撮って、まともな写真が1枚あるかないかだと思う。
(この写真は三脚を使っています)

もう少し大きくします

設定
F値 F10
シャッタースピード  1/4秒

手持ち撮影では100%手ぶれするシャッタースピードです。
もちろん三脚を使って撮影しています。

ISO感度と違い、F値は数値が大きくても、小さくても画質の劣化はありません。

ですから、手ぶれの心配があるならF値を小さくしちゃっても基本的にOKです。

ひとつ注意する点は、F値は小さければ小さいほどピントの合う範囲が狭くなるということ。

上の写真は、全て一番手前のオレンジマフィンにピントを合わせています。
ピントを合わせたオレンジマフィンから遠くなればなるほど、ぼんやりとぼけているのがお分かりになるでしょうか?

この「ボケ加減」はF値が小さければ小さいほど強くなります。
F10の写真は、一番後ろのマフィンまで形が分かるけど、F2.8の写真では背景ににじんだように映っていますよね?

背景をぼかしたい時には問題ないのですが、すみずみまでピントを合わせたいような場合はF値をあまり小さくしたくないので、調節に悩むことがあります。

絞り(F値)とシャッタースピードの関係(まとめ)

F値を小さくすればシャッタースピードが早くなるので手ぶれしにくくなります。

でも、F値を小さくすれば小さくするほど、ピントの合う範囲が狭くなります
(背景が強くボケます)
すみずみまでピントをくっきり合わせたい場合、あまりF値を小さくするのはダメ

絞りについてもっと詳しくまとめました

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