デジカメ上でヒストグラムをチェック
ヒストグラムを確認しながら写真を撮りましょう
ほとんどのカメラには、画面上でヒストグラムを確認できる機能がついています。
お使いのカメラの説明書に「明るく撮る」とか「露出補正する」などの項目があると思うので、そちらをご確認ください。
説明書をなくしちゃった!
という方は、メーカーのサイトでダウンロードできるかもしれません。
諦める前にチェックしてみましょう。
私のカメラでは、撮影中のヒストグラムはこのように表示されます。
(画面左上の黄色いグラフです)
この黄色いグラフを見ながら、「露出補正」という機能を使って写真の明るさを調整します。
ヒストグラムを調整(露出補正をかける)
ヒストグラムの調整方法
ヒストグラムを調整するには、「露出補正」という機能を使います。
露出補正のかけ方は、0を基準にマイナス方向にいくら、プラス方向にいくらと、かけていきます。
プラスになればなるほど画面が明るくなり、マイナスになればなるほど画面が暗くなります。
なお、カメラの液晶ではこう見えています。
中央下にある、オレンジで囲った部分が「露出」です。
0を基準に、右に行くとプラス、左に行くとマイナス表記になり、右に寄せれば寄せるほど明るくなり、左に寄せると暗くなります。
実際に撮影した写真はこちら。
露出補正が −1.0の写真&ヒストグラム
露出補正が −0.3の写真&ヒストグラム
露出補正が 0の写真&ヒストグラム
露出補正が +0.3の写真&ヒストグラム
露出補正が +1.0の写真&ヒストグラム
写真が明るくなるにつれて、ヒストグラムが右側に移動しているのがお分かりいただけますか?
このヒストグラムが、左右平均してキチンと収まっているのが「明るさのバランスがいい写真」だとされています。
この例だと、ヒストグラムのバランスが一番いいのは+1.0ですね。
一番美味しそうに見えるのではないでしょうか。
ただ、ヒストグラムはあくまでも目安です。
明るい爽やかな写真を撮りたい場合は補正をプラスにかけ、シックな写真が撮りたい時はマイナスにかけるなど、色々工夫するのも楽しいものです。
慣れないうちは操作が面倒かもしれませんが、いったん覚えれば大したことないので、ぜひ挑戦してみてください
カメラによっては一度シャッターを切るだけで複数の露出補正をかけた写真を撮ってくれる機能もあります。
オートブラケット機能と呼ばれる機能なので、もしお持ちのカメラにこの機能がついていたら試してみるのもいいかも。
ヒストグラムのバランスが悪い、暗すぎたり明るすぎたりする写真も、レタッチソフトを使えばある程度修正することができます。