結婚後の保険 子供独立後
老後に必要となってくる金額
では次に、子供が独立した後自分たちの老後の資金にいくら位必要か考えてみましょう。
老後、夫婦2人で生活する際に最低限必要な生活費は約26万円(年間で312万円)と言われています。
仮に夫の定年が60歳で、妻が夫の2歳年下だとすると、女性の平均寿命は約85歳、男性が約78歳ですから、
・夫定年後の夫の余生 78−60=18年
・夫定年後の妻の余生 85−58=27年
夫婦2人で過ごすのは18年、妻だけで過ごすのが9年の計算になりますね。
したがって、(18年×312万円)+(9年×156万円)=7,020万円
夫婦2人で余生を送るには7,020万円必要になる計算になります。
(でも、これはあくまでも家賃などを考慮しない最低ラインの金額です)
ただ、これは単なる計算上の話であって、半数以上の人は60歳以上になっても何らかの仕事をしていると言われています。
したがって、60歳の時点で絶対この金額を貯めてなければいけない!というものでもありません。
……ですが、60歳以上になっても働くには何より健康な体が必要なわけで……
不測の事態を考えるとあまり安心していられないのが現実です。
必要な資金、7,020万円のうち、ある程度は年金でまかなえるとしても(最近年金の雲行きが怪しいですが)、不足分は貯蓄で補うなり、保険で補うなりする必要があるわけです。
ある程度の年齢になってから貯金をしようとしても手遅れになることが少なくありません。
決まった収入がある今こそ、計画的な財産作りをすることが必要だと言えます。