東日本大震災で被災してからのこと

公開家計簿WAKABA 東日本大震災 備えておきたいもの

必ず用意しておきたいもの

厚底のスリッパ

地震直後の部屋は素足で歩けないです。
怪我しても病院に行けないので、最大限の注意を払いましょう。
つま先に穴が開いてないタイプで、毛足の短いものがいいです。
(フワフワの素材だと、ガラスの破片やホコリなどが絡みつきます)

飲料水・水用タンク

5日(できれば1週間)しのげるだけの量は欲しいです。
最悪1週間もすれば給水車は来ます。
1人1日3Lを目安に準備して、夏場は少し多めに。

食糧

東日本大震災では、物流がそれなりに回復するまで1カ月以上かかりました。
ご家庭の人数・年齢構成等を考えて用意しましょう。
乾パンやラーメンを買い込むより、普段食べているものを多めに備蓄しておく方が役に立ちます。

地震後、我が家で余震用に追加購入したものは
・レトルトカレー・米(カセットコンロで炊きます)・強力粉(ホームベーカリーがあるので)・ホットケーキミックス(少しの水分で作れて腹もちが良い)・チョコレートなどの日持ちするお菓子・溶かすだけで飲めるみそ汁類・ビタミン剤……でした

小さいお子さんがいるご家庭はミルクなどの用意も忘れずに。

懐中電灯(LED懐中電灯)

単1電池を使う大きいもの、単3電池のコンパクトなものなど複数用意しておきましょう。
小さい懐中電灯は、ひもで首からぶら下げるようにしておくと便利です。
LED懐中電灯は小さいくせに明るいのでおススメです。

電池

単1・単2などの大型電池が品薄になったのは皆さんご存じのとおりです。
ご家庭にある家電製品に、どんな電池が使われているかチェックして、必要なだけ揃えましょう。
携帯電話を充電できる単3電池はいくらあっても重宝します。

一昔前は、長期保存にはマンガン電池がいい(アルカリ電池は液漏れがする)と言われていましたが、今のアルカリ電池は昔ほど液漏れしないそうです。
パワーの大きいアルカリ電池と長期保存に強い(と言われている)マンガン電池を合わせて用意しておきましょう。

でも、一番便利なのはエネループなどの充電式電池かな。
初期費用はかかりますが、家の電池を全部エネループにするとゴミも出なくて楽ですよ。

カセットコンロ・ボンベ

ライフラインが全部ダメになった時の熱源として確保しましょう。
電気が復旧したら卓上型のIHコンロでもOK。

情報がとれるもの

携帯のワンセグ、ラジオ、カーナビのテレビ……何でも構いません。
大事なのは「ライフラインが全部途絶えた時でも長時間使える」ということ。

ワンセグがつながる地域なのか、電池の消耗はどれくらいか、ラジオの音はちゃんと入るのか……事前にしっかり確認しておくことが大事です。

ほうき・チリトリ・コロコロ

割れたガラスの片付けに

サランラップ

普段からストックを多めにしておきましょう

ジップロックなどの密封できる袋・大きいごみ袋・ビニール袋

レジ袋が丈夫でいいんだけど、あまり家になくて難儀しました。
大きいごみ袋はゴミを捨てるだけではなく、防寒性・防水性もあります。
ジップロックは匂いのするものを一時保管するときに役立ちます。

マスク

地震の後はほこりっぽくなるので

ウェットティッシュ・手の消毒液

何かと便利、いくらあってもいい

軍手

地震後の片付けに必須です。
軍手の上にゴム手袋をすれば完璧。

東日本大震災では津波以外での家屋の倒壊が少なかったため、必要をあまり感じませんでした。
阪神大震災では、倒壊家屋から居場所を知らせる手段として有効だったそうです。

日用品ストック

トイレットペーパー・生理用品・おむつ類・など
買い物ができなくなって困るのは何か考えて、各ご家庭に必要なものを準備しましょう。

自分の必要なもの

常備薬・メガネ・コンタクトレンズなど

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できれば用意しておきたいもの

ガソリンの携行缶

あのガソリン不足は異常……軽くトラウマになってます

液体歯磨き

水道が復活するまでかなり時間がかかりました。
最後は歯を磨く水すらもったいない状態になりました……

携帯トイレ・ネコの砂

アウトドア用品として売られています。
猫の砂は匂い消しに有効。

自転車・小さい空気入れ

地震の後は道路が寸断され車での移動が厳しくなります。
移動は小回りのきく自転車がベスト。

エネループ

繰り返し使える電池はやっぱり便利でした。
しばらく乾電池は品薄状態になり、手に入らなかったですから……

携帯充電の手段(できれば複数)

固定電話も公衆電話もつながらないです。
一番頼りになったのは携帯のメールでした。
いざという時に充電切れにしないよう、充電手段をいくつか用意しておきましょう。

緊急時携帯充電(ガラケー)
緊急時携帯充電方法(スマホ)

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あると助かるもの

ホームベーカリー

電気が復活してからは毎日パンを焼いてました。
少量の水でパンが焼けるから重宝します。
(1斤で180ccの水分が必要、水がなければジュース類でもOK。)

圧力鍋

圧力鍋でご飯から汁物から色々作ってました。
短時間調理できるのは嬉しい限り。
ご飯を炊くのも土鍋より簡単だから一度試してみては?
圧力鍋で目指せ500レシピ

ホットプレート

都市ガスの復旧には1カ月以上かかりました。
その間ホットプレートを使って料理をしていたご家庭が多かったです。
余震があるとカセットコンロって怖いんだよね。

IHコンロ

電気復旧後役立ちます。
IH対応のフライパンや鍋じゃないと使えないのでご注意を。

折りたたみ自転車

軽くて、いざとなったら抱えて持ち運びできるような自転車があればいいな、と思いました。
私のママチャリも大活躍だったけど、乗り心地が微妙だった。

クッションなど

車で寝る時の必需品です。運転席と助手席で寝るとお尻と腰が痛くなるので……
車で楽な姿勢でいられるように準備しておくといいかもしれません。

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