東日本大震災で被災してからのこと

公開家計簿WAKABA 東日本大震災 震度6強後のライフライン

ライフラインが途絶えてから復旧するまで

東日本大震災後、電気・ガス・水道・電話(携帯と家の固定電話)が途絶えました。

同じ区内でも復旧するまでの期間はバラバラだったのであまり参考にならないかもしれませんが、ライフラインが途絶えてから復旧するまでの過程をメモしておきます。

ライフラインの回復状況は、被害の程度によってバラつきがあると思うので参考程度に。

ちなみに、私の住んでいる地域の回復順位は

電気(数日〜10日間) プロパンガス(1週間〜) 水道(2週間〜1か月半) 都市ガス(1か月〜2か月)

でした。
電気の復旧はとても早かったです。
どの地域も電気が一番先に回復していたみたい。

都市ガスは復旧するまで時間がかかりました。

ガス管は地中に埋まっているから被害状況が確認しづらく、ガス管が復旧しても、各家庭にガスを通すためには立ち合い作業が必要になるためどうしても時間がかかってしまうんですよね。

プロパンガスの場合は契約しているプロパンガス業者の采配次第です。
震災後3日でガスを通してくれたプロパン業者もいました。

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ライフラインが復旧するまで

各ライフラインが復旧するまでのメモです
私が住んでいたのは震度6強・津波被害はありませんでした。(ただし家屋は全壊)

電気(数日〜10日)

他のライフラインと比べると早く復旧しました。
どの地域も、とりあえず電気が復旧してから他のライフラインが戻ってくる感じだったので電気を使う調理器具をひとつ用意しておくと便利です。
(ホットプレートとか卓上IHコンロとか)

我が家は震災翌日の夜に電気は通りました。(←かなり早い方)
おそらく、区役所と目と鼻の先に住んでいたからだと思います。
仙台市内の各区役所付近は早い段階で電気が戻ってきたようです。
また、道路を挟んでこっち側は電気がついているのにあっち側はついていない……ということが多く、少しずつ回復していきました。

プロパンガス(1週間〜)

プロパンガスの復旧は、プロパン業者次第なのでなんとも言えません。
震災後、プロパンガスのボンベが横倒しになっててガス臭く、非常に不安な思いをしました
幸い私が住んでいたマンションのガス業者さんは対応が早く、震災後3日目にはガスが使えるようになりました。

水道(2週間〜1か月半)

私の住んでいる地域では、水道が復旧するまで早くても2週間ほどかかりました。
仙台中心部では震災後3日で復旧した地域もあり、水道管の古さなどによって随分違うんだな、と感じました。

大きな水道管が破裂しちゃうと、その周囲はかなり時間がかかるみたい。
我が家の周りで震災後水浸しになっている場所が多くあったから時間がかかったのかな。
古い水道管は早く新しいものにしてほしいですね。

都市ガス(1か月〜2か月)

全てのライフラインのなかで、おそらく復旧まで一番時間がかかると思います。

地中のガス管工事はかなり大変そうでした
また、ガス管を復旧した後、各家庭にガスを通すためには必ず立ち合いで開栓作業をしなくてはいけません。
そうなると、単純に開栓作業をする人も不足するのでどうしても時間がかかってしまうんですね。

ガスの復旧作業には全国各地の都市ガスの作業員さんが助けに来て下さいました。
私がよく見かけたのは大阪ガスの方々でした。本当にありがとう。

携帯電話

ドコモ・au・ソフトバンクの中で、ドコモとauの携帯を持っています。
良くつながったのはauでした。
特にメールは数日後には比較的使えるようになっていました。
(2回に1回つながるくらい)
通話ができるようになったのは更に後でしたが……

ドコモはあまり繋がらなかったですね
ソフトバンクは持っていないので分かりませんが、知人に聞いたところによると全くつながらなかったらしいです。

震災後、移動基地局(ミニバンにアンテナをつけたような車)を見かけることが多くなりましたが、一番よく見かけたのはauの移動基地局でした。

家の固定電話(NTT)

全くつながらなかったよ……
思わず頭に来て地震のほとぼりが冷めたころ解約しました。(auの光電話にしました)

非常時は公衆電話が無料になるので、そちらを使いましょう。
公衆電話も、震災直後は繋がりませんでしたが、5日過ぎたくらいからそこそこ繋がるようになりました。
家の周りの公衆電話の場所を日ごろからチェックしておきましょう。

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