暗くなりがちな室内で料理をデジカメ撮影する時のコツなど

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デジカメの選び方(2012年改訂)改訂前の記事はこちら

デジカメの選び方

私が使っているカメラは、パナソニックのLX3・GF1・GX1の3台です。
LX3 は高性能コンパクトデジカメ、GF1とGX1はミラーレス一眼と呼ばれるレンズ交換式のカメラです。

夕飯の写真を撮るときは、暗い場所に強いレンズをつけたGX1を使っています。
GF1は小さいレンズをつけて外歩きに使います。
あまり荷物を持ちたくない時や、画質にこだわらない時はコンパクトなLX3を持ち出す事が多いかな。

デジカメの種類は大ざっぱに

  • 一般的なコンパクトデジタルカメラ(Kodak LS755
  • 高性能系コンパクトデジタルカメラ(LUMIX LX3
  • ミラーレス一眼(GF1、GX1)
  • 一眼レフカメラ

の4つに分けられます。
(カッコ内は私が使用しているカメラの機種名です。)

ちょっと乱暴だけど、「一般的なコンパクトカメラ」から下にいくに従って画質・性能が良いと考えてください。

デジカメって本当に技術の進歩が速くて、今は同じカテゴリのカメラならそれほど性能の差はないです。
(こんなこと言うとカメラ好きの方からは怒られそうだけど)
一昔前のカメラと比べると、どれもキレイに映りますよ

デザインや握った感じ、写り具合のクセ(鮮やかに映るとか)を見て、好みで決めてしまって構わないと思います。

私のカメラは全てパナソニック製ですが、同じメーカーでそろえると操作の仕方が大体似通っているので混乱しない……という理由から選んだだけです
(あとデザインが好みだったから。)

ここではコンパクトカメラから一眼レフまで、それぞれのカメラのメリット・デメリットを簡単に説明します。

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一般的なコンパクトデジカメ

一般的なコンパクトデジカメのメリット

  • 安い!
  • 小さくて軽く、持ち運びが便利
  • コンパクトで高倍率のズームがついていることも
  • フィルターなどの遊び機能が充実
  • 接写(マクロ撮影)しやすい
  • シャッターを切ればそれなりにキレイに撮れる(失敗が少ない)

一般的なコンパクトデジカメのデメリット

  • 構造上、背景ボケの写真は苦手
     (ボケのコントロールが出来ないものがほとんど)
  • 暗い所だとブレやすい
  • 動くものを撮影するとブレやすい
  • 画質がイマイチ(感度を上げるとすぐにザラつく)
  • オートフォーカスが遅い

安くて小さいことが最大のメリット。
胸ポケットに入るようなサイズのカメラもありますね。
美肌補正などのお遊び機能が搭載されている機種もあり、色々楽しめるかもしれません。

高倍率のズームを備えた機種もあり、非常に手軽に写真が楽しめます。
(レンズ式交換カメラで高倍率にするためには、普通はレンズ交換の必要があります。)

私が使っていたカメラの中ではKodak LS755がこの「一般的なコンパクトカメラ」に該当します。
古いカメラだからあまりコンパクトじゃないけどね。

ただ、センサー(目の前の光景を写真として写し撮るキャンバスのようなもの)が小さいため、背景をぼかしたような写真は無理です。
そもそも、ボケをコントロールする機能がついてないんじゃないかな。

画質の良さを求めるというより、気軽に写真を楽しみたい人向けのカメラです。

暗い室内では手ぶれしやすいので、夕飯写真を撮るためには三脚があると安心。

撮影例(LS755)

LS755で撮影

一般的なコンパクトデジカメ

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高性能系コンパクトデジカメ

高性能系コンパクトデジカメのメリット

  • ミラーレスや一眼レフと比べるとコンパクト
  • レンズ交換しなくていいから手軽
  • 絞りやシャッタースピードを自由に変えられる
    (ボケを作ろうと思えば多少はできる)
  • オートで撮ればあまり失敗しない
  • 一般的なコンパクトカメラより画質がキレイ
  • 接写も得意

高性能系コンパクトデジカメのデメリット

  • ボタン類が多くて最初は戸惑うかも?
  • コンパクトカメラ……と呼ぶには少し大きい?
  • ちょっと高め
  • 暗い所・動くものはブレやすい
  • 背景ボケも作れるけど、状況によっては工夫が必要
  • ミラーレスや一眼と比べると画質面で不満
  • 種類が少ない・デザインも黒ばかりで無骨(私は好きだけど)
  • オートフォーカスが遅い

シャッタースピードや絞りを変えることができるので、写真の表現の幅が増えます。

具体的には

  • 背景をぼかした写真(絞りを開放する)
  • 水が糸のように軌跡を描くような写真(シャッタースピードを遅くする)
  • 水が空中で止まったような写真(シャッタースピードを速くする)

このような写真が撮れます。

ただ、漫然と撮っていても思い通りには撮れないので、絞りやシャッタースピードなどの知識が必要です。

私の持っているカメラでは、LUMIX LX3がこの「高性能系コンパクトカメラ(ハイエンドコンデジとも呼ばれます)」に該当します。
このカメラのおかげで絞りや露出、シャッタースピードなどの関係が勉強できました。

ただ、コンパクトデジカメと同様にセンサーが小さめです。
(一般的なコンパクトカメラと比べると多少大きいのですが、ミラーレスや一眼レフと比べるとかなり小さいです)
ですから、ボケの量は控えめで、テーブルフォトで背景ボケを作るのは難しいです。

ボケは被写体と背景との距離が離れていればいるほど作りやすいので、狭い室内では難易度が高いんです。
遠くの森を背景にして、カメラの至近距離にある置物を撮るような場合は、それなりにぼけてくれます。

また、接写も得意なので、あまり考えずに写真を撮ってもキレイに撮れます。
このあたりは一般的なコンパクトデジカメと同じです。

撮影例(LX3)

LX3で撮影

LX3で撮影

LX3で撮影

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ミラーレス一眼のメリットデメリット

ミラーレス一眼のメリット

  • 一眼レフと比べると小さい
  • レンズ交換できるから撮影の幅が広がる
  • 画質が良い
  • 暗いところでもブレにくい(レンズにも左右されます)
  • 簡単に背景ボケが作れる(レンズにも左右されます)
  • 絞りやシャッタースピードが自由に変えられる

ミラーレス一眼のデメリット

  • レンズによっては接写ができない
  • コンデジと比べると厚みがある
  • 望遠レンズ(遠くの物を大きく写すレンズ)は大きい
  • レンズの種類が(一眼レフと比べて)少ない
  • オートフォーカスが(一眼レフと比べて)やや遅い

私が一番よく使っているカメラがこの「ミラーレス一眼」というジャンルのカメラ。

レンズ交換式のカメラですが、新しい規格のためレンズの種類が少なめです。
……と言っても発売当時と比べたら随分増えました。
現在は広角から望遠まで一通りそろえることができるのでご安心を。

レンズはメーカーごとに規格が違うので、例えばパナソニックのレンズをオリンパスのカメラで使うことはできません。
(これは一眼レフでも同じです)

センサーサイズがコンパクトデジカメより大きく、背景ボケが作りやすくて画質もきれいです。

レンズによっては何も考えずにシャッターを切っても背景がぼけるので、ぼけ過ぎないように気を使う場面も。
慣れてくると背景ボケを作るのも、背景をくっきりシャープに写すのも思い通りに設定できるので写真を撮るのが楽しくなります。

ただひとつだけ、コンデジと比べて接写が苦手だという面があります。

コンデジのマクロ機能に慣れていると、思わず被写体から数センチまで近づいてしまいすが、ミラーレスの標準レンズでは被写体にあまり近づくことはできません。
(レンズにもよりますが、だいたい15〜20センチは離れないとピントが合いません。)
ギリギリまで近付きたいならマクロレンズを別途購入する必要があります。

どのように撮影できるかはレンズ次第なので、自分の撮影目的にあったレンズを選ぶことが重要になってきます。

多くの場合、カメラ本体と標準レンズのセットを購入して、それからレンズを買い足していくスタイルになるんじゃないかな。
でも、標準レンズがあれば大抵のものは撮影できるのではないでしょうか。

私は夜の室内ので撮影が多いので、暗いところでもキレイに撮れるレンズを購入して使っています。
Panasonic LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025というレンズです。)
カメラとセットでついてきたパンケーキレンズも愛用しています。

撮影例(GF1)

GF1で撮影

GF1で撮影

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一眼レフカメラのメリットデメリット

一眼レフカメラのメリット

  • 画質がいい
  • オートフォーカスが早い
  • 動いているもの・暗い場所での撮影に強い
  • 絞りやシャッタースピードは思い通り
  • レンズの種類が豊富
  • 入門機からプロ用までカメラの種類が多様
  • 入門機は値段が手ごろ

一眼レフカメラのデメリット

  • 重い・大きい

画質は文句なしに一眼レフが一番いいです。
重さ、大きさが気にならず、少しでもいい写真が撮りたいという方は最初から一眼レフを買っちゃいましょう。
きっとその方がトータルの出費は抑えられます。
(カメラって次々にいいのがほしくなるから……)

ただ、重くて大きいカメラにはそれなりの三脚も必要なので、気軽に外に持ち出すには抵抗がある方も多いかもしれません。

一眼レフの画質でコンデジ並みのサイズなら迷うことなく飛び付くのですが、画質の良さはセンサーの大きさに左右されるため、キレイに撮れるカメラは必然的に大きく重くなってしまいます。
そこの部分を何とかするのが、メーカーの腕の見せ所。

私は画質とサイズの真ん中をとってミラーレスを愛用していますが、やはり一眼レフで撮影した写真はキレイだなあ、と思います。

あと、ミラーレスは動いている被写体が苦手なので、そういったものを多く撮影するなら断然一眼レフです。

一眼レフは入門機からプロ御用達のものまで幅広いラインナップがあります。
入門機の型落ち品なら、ミラーレスより安いぐらいじゃないかな。
レンズも1万円しないものがたくさんあるし、大きさと重ささえ我慢できるなら一眼レフの購入をお勧めします。

ちなみに、プロ用フルサイズ機はお値段の桁が1〜2個違います
レンズだけでも6ケタ後半はザラ……スゴイ世界です。

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