ホワイトバランスの設定方法
必要なのは白い紙だけ
カメラの機種によってボタン操作は異なりますが、
ホワイトバランス設定モードで、白い紙を撮影するだけです。
- 紙はコピー用紙を数枚重ねたもので十分!
- カレンダーの裏でもOK!
どういうこと?
この作業で「この環境では、この色が白なんだよ」ってカメラに教えているんですね。
そして教えた「白」を基準にカメラが色を調整し、撮影します。
ほとんどのカメラにはこの機能は付いているので、説明書をチェックしてみましょう。
より正確なホワイトバランスの設定
ホワイトバランスを設定するために、白い紙を使うのが一般的だと書きました。
しかし、同じ「白い紙」にでも、コピー用紙だったり、カレンダーの裏だったり、和紙だったり、紙の種類や質感によって微妙にバランスがおかしくなることがあります。
そこで、より正確なホワイトバランスを設定するために、「グレーカード」と呼ばれる灰色の紙を使います。
グレーカード(18%標準反射板)を使って撮影
単なる灰色の厚紙ですが、これを用いてホワイトバランスを設定するのが一番正確。
使い方は、白い紙を使った設定と全く同じです。
実際に撮影した写真はこんな感じ。

- 台所の作業台
- 電球色のLEDダウンライト
- 被写体は某刑事ドラマに出てくるマグカップ
ホワイトバランス「オート」
ちょっと色かぶりが気になりますね。
白い紙でマニュアル設定
だいたい正確な色が出ています。
ちょっと緑がかっている気もしますが……
グレーカードでマニュアル設定
こちらもほぼ正確な色です。
少し赤みがかってるかな?
私の経験では、白い紙よりグレーカードを使う方がホワイトバランスが安定する気がします。
ホワイトバランスを設定するのに色々試してみましたが、正確さのランク付けをするなら、
グレーカード>上質なつやつやしたコピー用紙>普通のコピー用紙>>生成りのテーブルクロス>白い壁
……こんな感じ?
グレーカード(18%標準反射板)
について
ヨドバシカメラで購入。
A4サイズ2枚で1,190円。
紙なので、好きな大きさに切って使えます。
手帳に入れて持ち歩いています。
私の場合はハガキ程度の大きさがあれば十分。
正直、A4サイズ2枚もいらなかった……紙のクセに高いし
外出先で写真を撮るとき気軽に使えるので、撮影時の必需品になっています。