暗くなりがちな室内で料理をデジカメ撮影する時のコツなど

写真のブレには大きく分けて2つあります。

被写体ぶれ

手ブレ

料理の写真の場合、ブレの主な原因は2番目の「手ブレ」ですよね。

だから手ブレさえ防げば、驚くほどきれいな写真が撮れます。
自分さえ動かなければいいのだから、簡単なはず……なんですよね、本当は。

でも、料理の写真は、被写体にかなり近づいて撮影するために、ほんの少しのブレがかなり大きく出てしまいます。

さらに、暗い所での撮影はシャッタースピードが遅くなるために手ブレが起こりやすくなります。
（「日中＆屋外」で撮った写真よりも、「夜＆室内」で撮った写真の方が手ブレしやすいと思いませんか？）

私の経験では、どんなに息を止めても、動かないように気をつけても、シャッターを押す時にほぼ100％カメラは動いてしまいます。
そして何とな〜くボケた写真の出来上がり……

この手ブレを100％防ぐ確実な方法は

三脚を使ってカメラを固定する
（そして、可能ならリモコンでシャッターを切るか、セルフタイマーで撮影する）
ことです。

三脚なんて持ってないよ！という方、大丈夫です。
私も三脚なんて持ってません。

……それ以前に私のカメラ、三脚をつける穴がそもそも開いてません

私が三脚として使っているものは、こういうアイテムです。

ローズヒップティーの空き缶
（高さ約15センチ）

私のHPの晩ご飯写真はほとんどコレを使って撮影しています。
高さがちょうどいいんですよね。

茶筒
（高さ約11センチ）

料理を単品で撮影する時は、こちらを使います。

ティッシュペーパーの箱
（高さ約24センチ）

鍋物専用。

使い方はとっても簡単。

缶の上にカメラを乗せて、適当な角度にカメラと缶を手で固定します。
シャッターを切る時に、心もち缶をテーブルに押さえつけるような感じで（カメラが横に動かないように）撮影します。

うーん、ちょっと分かりにくいかな。

こればっかりはHPで私の文章を読むより、自分でやってみたほうがコツがつかめるかも。
最初は何も考えずにどんどん撮ってみることをおススメします

では、実際にこれらを使って撮影するとどんな感じになるのかご紹介します。

では、「なんちゃって三脚」を使って実際に撮影してみます。

ローズヒップティーの空き缶で撮影

これは人が座って食事をする目線に近い高さだと思います。

だから割と自然に見えるのかな。

缶にカメラを乗せた状態で、角度を色々調整して撮っています。

茶筒で撮影

料理にグッと近づいて撮りたい時に使います。

この距離が一番良いのだけど、料理が数品並ぶ場合は全体がカメラに収まりきりません。

お皿が1枚だけの場合はこちらを使って撮影します。
料理以外に、小物類など小さいものを撮影する時にもよく使います。

ちなみに、この茶筒は100均で買いました。

ティッシュペーパーの箱で撮影

かなり引いた視点で撮影できます。

鍋料理など、背の高い大きい料理を撮影する時に使います。

それ以外のときはあまり使いません。

高ささえちょうど良ければ、実際はどんなものを使っても全く問題ありません。
ポイントは「カメラを固定できるかどうか」の1点だけですから。

カメラ撮影も、慣れてきたらピクリとも動かずに撮影できるようになるのでしょうが、私はいくら練習してもなかなか上手くなりませんでした。

「手ブレ補正」なんて気の利いた機能、私のデジカメにはついてないしね〜
昔の写真は手ブレ率100％でしたね、お恥ずかしい。

手ブレ補正機能のないデジカメでも、ちょっと工夫したら手ブレを押さえて撮れるようになるよ、ということで参考にしていただけたら幸いです。

ちなみに後日、新しいデジカメを買うに当たって三脚をひとつ購入しました。

風景写真を撮る時に使う大きめの三脚なので、毎日の晩ご飯には相変わらずローズヒップティーの空き缶を愛用しています。

テーブルの上に置いて撮影できるミニタイプの三脚もあるので、もしお手持ちのデジカメに三脚の穴がついていたらそういうものを使うといいかもしれませんね。

それにしても、三脚の穴ってほとんどのデジカメにはついてるよね……私のデジカメって一体