使用したテキストなど
本屋さんに行くと行政書士独学用のテキストがたくさん並んでいます。
多くの種類のテキストがあって迷いますが、とりあえず最低限揃えていただきたいものはこの3つです。
行政書士試験用の六法
まさか買う方はいないと思いますが、模範六法とか六法全書とかは必要ありませんよ。
あれには行政書士試験に出ない法律もたくさん載ってますし、第一行政書士試験の勉強には不向きです。
司法試験を受験する場合は必須ですけどね。
かと言ってやたらコンパクトな六法では必要な法令が載っていない恐れがあります。
ですから、行政書士受験用の六法を強くオススメします。
中でも法律の条文がただ書かれているだけの物より、判例(過去の裁判例のことです)や過去問が条文ごとについているタイプの方が断然分かりやすいです。
条文をただ読んでるだけでは具体的に何を言いたいのかイメージしにくいのですが、判例などが一緒に載っていると、実際の争いごとに照らし合わせて条文を読むことが出来るので理解のスピードが断然速くなります。
基本書(法令編)
これが最重要!種類も豊富にあります。
多分皆さんがどれを買おうか一番悩むのはこの基本書だと思います。
どれが良いとは一概に言えません。
自分の法律への理解度や好みなどを考えながら、自分ににあったものをトコトン探すしかないです。
私も本屋で立ち読みしながら自分に合いそうなものを気合入れて探しました。
実際に基本書を選んでみて思ったのは、さすがに大手予備校の出版物は比較的よくまとまっているな、ということ。
やっぱり、毎年の出題傾向とかを研究しているんでしょうね。
試験に出やすいところが効率よくまとまっている印象を受けました。
ただ、その手の予備校系のテキストは中級者向きの内容だな、と思われるものも多かったかな。
ある程度の法律用語を知っている上での説明というか……
全く法律用語を知らない場合、最初のうちは戸惑うかもしれませんね。
法律に慣れていない方は、基本書とは別にかなり易しい内容の入門書を1冊買って、その後に本格的な基本書を買うのがいいかもしれません。
過去問
過去問は一番使い込むことになりました。
解答の解説欄にしつこいぐらい解説が載っているのがお勧めです。
私は過去13年分の問題が収録された過去問を4回繰り返して解きました。
その他
この3冊以外では、一般知識のテキストと過去問を1冊ずつ用意すればいいかな。
一般知識ね……私が受験した旧試験に限って言えば、一般知識のテキストは読むだけ無駄だったんだよね
やたらと珍問・奇問が多くてね、あれなら新聞をじっくり読み込む方が得点に繋がったと思います。
でも、一通り過去問に目を通しておくくらいはしたいので、使いやすそうなものを1冊選んでおきましょう。
気に入った法令編のテキストと同じシリーズのテキストでいいと思いますよ。
では次に、私が実際に使ったテキストをまとめておきます。
行政書士試験の内容変更について
平成18年度から行政書士試験の内容が大幅に変更されました。
詳しくはこちら→行政書士試験全般について
私は旧試験で受験しているので、所々現在の試験内容とは違う部分もあります。
試験内容が変わっても、勉強内容には共通する部分が多いのでこのままコンテンツは残しておきますが、試験内容(受験科目とか、合否判定基準とか)は財団法人 行政書士試験研究センターまでご確認ください。