受験後の感想
受験後の感想
私が受験した15年度の合格率は2.8%、近年まれに見る低さでした。
前年の平成14年度が19.2%だったことを考えると、随分試験の難易度が上がったような印象を受けます。
(ただ、平成14年度は出題者側のミスが多発して、全員に何点か加算されたので合格率が高く、一概に比較できませんが)
私が実際に受験して、キツかったなぁ、と感じたのは以下の点です。
択一問題で正誤の個数を問う問題が大幅に増えた
「次の5つの選択肢の中で正しい(間違っている)ものはいくつあるか」
という問題形式が大幅に増えたことです。
(今までは「次の1から5までのうち、正しい(間違っている)ものを一つ選べ」という問題がほとんどでした)
正直、この手の問題を見たのは初めてで最初パニックになりかけましたね
きっと他の受験者の方もそうだったんじゃないかな。
一般教養の難易度が上がった
ここ数年の傾向として、時事問題からの出題が増えていました。
私もテキストより新聞の社会欄をじっくり読むようにしていたのですが、それにしても内容が細かかったです。
廃棄物処理やユネスコの世界遺産を問う問題が出題され、ケインズ経済についての問題まで……(知らんっつーの)
そんなに広い範囲はとてもじゃないけど勉強しきれませんから、毎年出題されている国語や算数の問題を手堅く得点する必要があります。
ある程度の時事問題は捨てて、得点しやすいところで落とさないように気をつけました。
(私の場合、恥ずかしながら社会情勢問題は得点できればラッキー!の感覚でした。)
以上のことから私なりに合格のポイントをまとめるとこんな感じになります。
合格へのポイント
- 条文重視の勉強
- 条文を元にした問題や、条文そのものが問われる問題は相変わらず多いです。
六法をしっかり読み込むことが必要になります。
- 条文を元にした問題や、条文そのものが問われる問題は相変わらず多いです。
- 時間の許す限り過去問を解く
- 過去に出題されている問題が繰りかえし出題される傾向にあります。
過去問をしつこいくらいに解くことが大事です。
私は13年分の問題を4回繰り返して解きました。
- 過去に出題されている問題が繰りかえし出題される傾向にあります。
- 社会情勢は新聞&ビジネス本で
- 教養の社会情勢については新聞で読んだ知識が一番役に立ちました。
テキストも社会情勢中心の本を1冊読んだほうがいいと思います。
私の場合、行政書士のテキストより夫のビジネス本を斜め読みしたのが一番役に立ちました。
こんなことは滅多にないと思いますが……
- 教養の社会情勢については新聞で読んだ知識が一番役に立ちました。
勉強範囲をやみくもに広げるのではなく、今まで出てきた基本的な内容をキッチリ押さえておく方が合格への近道だと感じました。