分かりにくい生命保険を仕組みを解説?

公開家計簿WAKABA 生命保険の基礎 配当金の仕組み

配当金の仕組み

配当金って何?

みんなでお金を積み立てている100人の村。

幸いなことに、何年もの間不幸なことは起こらず、積み立てたお金は随分たまっていきました。

お金が余っているので村長さんは、積み立てたお金でこっそり株を買ってみました。

するとその株は、上がりにに上がって……あっという間に積み立てていたお金は10倍に増えてしまったのです。

村長さんは考えました
「100人どころか、1000人に万が一の事があっても大丈夫なくらいお金が増えてしまった
しかし、これはもともと村人から集めたお金だ、増えた分は少しだけ村人達に返してやろう」

村長さんはお金を出していた村人に、株でもうけたお金を分けました。(これが配当金)

実際に株で運用したのは自分なので、その一部はちょっぴり多めに自分のものにしました。

村民はいきなりの臨時収入でHAPPY

村長さんも大金ゲットでHAPPY

みんなHAPPYでいい事づくめです。

ごくごく大雑把なたとえ話で恐縮ですが……

村長さん=生命保険会社
村人たち=契約者

だと思ってください。

生命保険会社は、契約者から預かったお金(=保険料)をただ銀行に預けてあるわけではありません。

株、国債、社債、企業への貸付、不動産投資などで銀行に預けた時よりも高い利回りを得るようにあちこち投資しています。

そして増えたお金を配当金として契約者に還元しているのです。

最近は低金利のせいでの配当金のつくような保険はなかなか無いですね。

私、配当金なんてもらったことないですよ……

でも、バブル真っ盛りのころはそれはもう、すごい勢いで配当金がついたらしいですよ。

私が勤めていた保険会社では、配当金の振込口座をこっそり隠し口座にして自分のお小遣いにしている男性がいました。
(奥さんには配当金無しの保険だから……って言いくるめていたみたい)

実際、配当金が初めからつかない「無配当の保険」も存在しますからね、奥さんも簡単に騙されちゃったのかな。
これは配当がつかない代わりに、あらかじめ保険料が割安になっています。

破綻しちゃった…… へ続く

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