FPによる生命保険診断&見直しレポート

公開家計簿WAKABA 保険見直しレポート 無料で相談できる理由

保険無料FP相談に申し込みました

FP(ファイナンシャルプランナー)に保険の内容を相談し、自分に合った契約を提案してもらう……

10年前にはなかったサービスですよね、ずっと気になっていました。

正直に言うと、「無料」というところに若干の引っ掛かりを感じていました。
強引な勧誘があるんじゃないか、とか不利な保険に加入させられるんじゃないか、とか。
タダより高いものはない……って言うし。

結論から言うと、無料で相談できる理由はちゃんとあります。

FPさんとの面談で、「どうして無料で相談できるのか」という点について説明がありました。
(面談の最初に、まずその説明をする決まりみたいです。)

おそらく、一番気になるところだと思うので、詳しく紹介しますね。

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どうして無料で相談できるのか

面談時にFPさんから説明された内容を、図解するとこんな感じ。

保険会社に勤務していた方などが集まる「FPの集団」があるそうです。

「FPの集団」という呼び方は、実際に担当のFPさんがおっしゃっていたので……企業名は「あんしんFPパートナー株式会社」です。

私の担当FPは保険会社に20年勤務、あんしんFPパートナーに4年所属のベテランさんでした。

で、そのFP集団は、私たちがよく目にする「保険無料相談窓口」(保険のビュッフェなど)に出資をしているそうです。

私達が保険のビュッフェなどに申し込んだ後、保険のビュッフェ側はFPの集団と私たちの面談の段取りをつけます。

そして面談後、もし契約が成立したら、提携保険会社からFPの集団に手数料が入る仕組みになっているようです。

ここで「提携保険会社」というのが気になってきますよね?

基本的にFPさんはこの「提携保険会社」以外の保険商品を勧めることはできません。
それが最大のデメリットであり、「無料で相談」できることのカラクリだと言えます。

提携保険会社を見てみると、損保系の生命保険会社と、外資系の生命保険会社が目立ちます。

いわゆる昔から幅を利かせている「国内超大手」の名前はありませんでした。

「保険は絶対、日○生命がいい!」という方は相談するだけ無駄になってしまいますね。

無料で相談できるけど、全ての保険会社と契約できるわけではない

無料FP相談が、なぜ「無料」でできるのか、それは「提携している保険会社以外との契約はできないから」です。
提携している保険会社一覧はアクサ生命、アメリカンファミリー、三井住友海上あいおいなど。

しかし、提携会社は国内大手生保の名前はないけど、外資の大手や国内の損保系生保などが名を連ねているので特に問題はありません。

むしろ保険料の面では国内生保より優れていることも。

「無料の裏に何かあるんじゃ……」
と思っていたのがちょっとスッキリしました。

「相談したけど、自分に合う保険がないから契約しません」
というのもアリです! 大丈夫!
無理強いされることはありませんでした……というか、無理強い営業したら今は問題になるよね。

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FP無料保険相談について思ったこと

元生保社員として少し思ったこと。

直接無料相談に関係はしないので、興味がない方は読み飛ばしちゃってください。

契約保険会社に大手がないのはデメリットか

私は、国内超大手保険会社と契約できないのはそれほど「デメリット」だと考えていません。
むしろ会社名にとらわれず、純粋に商品で保険を選ぶ方がいいと思っています。

食品や家電などの商品を選ぶ際、「安心できる素材」「信頼できるメーカー」を基準に選ぶ方が多いと思いますが、保険に関して言えば、保険内容そのもので選ぶ方が満足度が高いと考えます。
(もちろん、倒産しない程度の財務内容であることが前提ですけど)

昔ながらの国内生保の営業方法は、若い方にはなじみが薄いかもしれませんね。

たくさんのセールスレディを抱えて、知人親戚を始め、飛び込み営業をかけ契約を取る手法をとっていました。
(少なくとも私が勤務していたころはそうでした、今はどうなんだろう)

優秀なセールスレディは表彰されて、海外旅行なんて行ってたんですよ。
これはバブルがはじけた後も毎年やってたなあ……

「国内生保の営業方法は高くつく」→「保険料も高めになりがち」
という傾向は確かにありました。

保険料だけで見ると、国内生保より外資系生保の方が安いことが多いです。
あちらは徹底的にコストカットしてますからね……国内大手は敵わないんじゃないかな。

ただ、食品と同じで「やっぱり国産がいい」という気持ちも分からないでもありません。
そのあたりは、ご家族とよく相談して、納得のいく商品を見つけた方がいいと思います。

新しい保険営業の形?

国内生保が行っている「セールスレディ方式」に代わる、新しい営業の形なのかな?
と思いました。

セールスレディ方式の営業では、セールスレディ本人の知り合いから売り込みをかけていくため、「知人のお願いだから断れなくて」という理由で保険に加入する人が多かったです。

でも、それは本来おかしいことだと思うんです。
保険は高額な買いものです、それを「知人のお願いだから」で買っちゃっていいんでしょうか。
「知人のお願い」でマイホームとか買いますか? 買わないでしょう?

昔は保険商品も横並びで、どれも大差がなかったためこんな売り方も許されてきたのかもしれませんが、規制緩和で保険商品も格段に増えました。
もうセールスレディ方式の売り方は時代遅れだと言えるでしょう。

商品をきちんと理解してないセールスさんも多いですしね……それならFPの方にじっくり話を聞いた方が有益です。

次に、実際に無料相談を申し込んでからの流れをまとめます。
FPによる保険の見直し(無料相談の流れ)

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