仙台・宮城の土産 霜ばしら
この歳になると、食べ物で感動することがほとんどなくなってつまらないです。
「あ、これ美味しいな」
と、いう場面はあるけど
「こんなの初めて食べた!」
と、驚くことが少なくなってくるというか。
この「霜ばしら」は、久々に「こんなの初めて!」を与えてくれたお菓子です。
霜ばしら 九重本舗 玉澤(1箱1,575円)
仙台市内の百貨店で購入。
駅ビルでも販売しています。
このお菓子は冬季(10〜4月)限定。
飴職人さんが手作業で製造するため、生産量が限られています。
さらに、気温が低くないと作れないらしく、生産が非常に不安定
お店にそこそこ並んでいる時もあれば、売り切れ入荷未定の時もあって、非常に手に入りにくいです。
実は、サイトに紹介したくて去年と一昨年もお店に行ったのですが、いつ行っても売り切れ&入荷未定で
今年は確実に手に入れたかったので、予約して購入しました。
ふたを開けると、サラサラした細かい粉が詰まっています。
この粉は「らくがん粉」で湿気を吸収&破損防止のために入っています。
らくがん粉は、フライパンで加熱して、砂糖と混ぜて食べられます。
粉を取り除きます。
びっしり
少しの衝撃で壊れてしまうデリケートなお菓子なので、中で動かないようにギッチリ詰まっています。
見た目はまさに「霜ばしら」
最初の一つはとても取り出しにくい
指でつまむだけで崩れてしまいます。
(結局最初の一つは粉々になりました)
とても繊細なお菓子です。
2つ目からはキレイに取り出せます。
大きさはおよそ3cm。
いわゆる「飴」です……が、ただの飴ではありません。
特徴的なのが「口どけ」
舌の上にのせたら、すーっと消えます。
ちょっとびっくりします。
味は優しいお砂糖の味。
しつこくない、サラッとした甘さで後を引きますね。
割ってみました。
薄い砂糖の膜が何層にも蜂の巣のように重なっています。
少し触っただけで崩れてしまいます。
どうやって作ってるんだろう……謎だわ。
霜ばしらはサイズが小さくて、どうしても半分に割ることができなかったので、晒よし飴の断面を載せておきます。
注意書き。
確かに食べにくいね
湿気・衝撃・熱に弱いので、冷蔵庫で保管しています。
賞味期限はおよそ3か月です。
最後に霜ばしらと晒よし飴を比較。
とてもよく似ているのに、口どけも味も微妙に違う。
謎だわ……
九重本舗 玉澤は300年以上続く老舗の和菓子店です。
霜ばしら以外にも上質な和菓子を扱っているので、大切な方へのお土産にどうぞ。