仙台・宮城の甘いものを紹介します

公開家計簿WAKABA 仙台・宮城の土産 晒よし飴

仙台・宮城の土産 晒よし飴

晒よし飴は、霜ばしらの原型となる飴菓子です。

九重本舗さんによると、

ここから引用
『晒よし飴』の原型となった飴菓子は江戸時代・仙台藩家中において創製されたもので、以来、平成の世となりました現代まで、父子相伝の製菓技法 は一貫して守られ続けております。
対する『霜ばしら』は、大正〜昭和期の折、上記の『晒よし飴』の製菓技法へお客様の時代嗜好の要求に合わせた《 くちどけ と 大きさ 》を製造過程で見直した結果、新たに創製されました飴菓子でございます。
引用ここまで

と、あります。

昔からある「晒よし飴」を基にして、今風な「霜ばしら」ができた感じかな。
せっかくだから、江戸時代から続く晒よし飴と、今風の霜ばしらを比べてみたい!
ということで、取り寄せてみました。
霜ばしらと同じく、九重本舗玉澤の直営店で購入。

晒よし飴 九重本舗 玉澤(小サイズ 2,835円)

晒よし飴 霜ばしら 九重本舗玉澤

これで小サイズ……?
大きいです。
お茶缶のような縦長の缶に入っています。
縦に3段入っているので、最後の方はとても取り出しづらいです。

中は霜ばしらとよく似ています。

晒よし飴 霜ばしら 九重本舗玉澤

らくがん粉に保護され、ギッチリと詰まっています。

壊れやすく繊細なのは霜ばしらと同じ。
やっぱり最初の1つを取り出すのには神経を使いますね。
2個目からはスルッと取り出せるんだけどな。

取り出してみました。

晒よし飴 霜ばしら 九重本舗玉澤

霜ばしらより大きい
ギリギリ口の中に放り込めるサイズかな。

長さだけではなく、厚みも霜ばしらより厚いですね。

断面図はこちら

晒よし飴 霜ばしら 九重本舗玉澤

蜂の巣のように飴の膜が重なっています。

薄い砂糖の膜は、舌に乗せるとあっという間に溶けてしまいます。
それが独特の食感を作り出しているんですね。

霜ばしらと並べて置いてみました。

晒よし飴 霜ばしら 九重本舗玉澤

よく似た作りなのに、食感が違うんですよ!

大きさ以外にはそれほど違いはないだろうと思っていたので、正直びっくりしました。

霜ばしら

・砂糖以外の風味を感じるような……いい意味での雑味?のような
・晒よし飴と比べて甘味が軽い、洗練されてるけど物足りないかも?
・小さいせいか口どけが早い、サラッと溶ける
・上品&繊細な味

晒よし飴

・純粋なお砂糖の味、ちゃんと甘い、素朴な甘み
・サラッと溶けるけど、厚いせいかざっくりしている
・歯ごたえを楽しむのもいい感じ
・上品な味だけど、どこか懐かしいような……

うまく説明できなくてもどかしいのですが、比べてみると違いに気づきます。

どちらも甲乙つけがたいです、個人的には両方食べ比べて欲しい!

ただ、お土産品としては「霜ばしら」を推します。
食べやすいサイズですし、お値段も手ごろですしね。
晒よし飴はちょっと食べにくいです……一番小さいサイズでもかなり大量に入ってますし。
3段重ねになっているので取り出すのも苦労するし。
(家で食べる分には問題ないんですけどね。)

晒よし飴の賞味期限はおよそ3か月。(霜ばしらと同じ)
冬季限定(10月〜4月頃まで)というのも、霜ばしらと同じです。

ただ、霜ばしらに比べると比較的手に入りやすいかな。
霜ばしらが品切れでも、晒よし飴は置いてあることが何度かありました。

九重本舗 玉澤のHPはこちら

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