主婦の資格取得について 福祉系の資格を中心に紹介します

公開家計簿WAKABA 主婦の資格取得 福祉系の資格

社会福祉士(国家資格)

社会福祉士とは

社会福祉士とは、専門知識、技術をもって、心身や環境上の理由から日常生活を送るのに支障がある人たちの相談にのったり、助言や援助、指導や福祉サービスを行う国家資格です。

受験資格

  1. 4年制大学で指定科目を修めて卒業した者
  2. 2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した者
  3. 社会福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した者
    (卒業(修了)見込みを含む)
  4. 社会福祉士一般養成施設において1年以上必要な知識と技能を取得した者
  5. 児童福祉司、身体障害者福祉司、福祉事務所の査察指導員、知的障害者福祉士及び老人福祉指導主事であった期間が5年以上ある者

試験内容

筆記試験

・老人福祉論
・障害者福祉論
・児童福祉論
・介護概論
・社会福祉援助技術
・社会福祉原論
・社会保障論
・公的扶助論
・地域福祉論
・心理学、社会学、法学、医学一般

難易度など

合格率は30%弱とそこそこ高いけど、決して易しい資格というわけではありません。

この資格だけで各種福祉施設への就職が可能です。

試験についての問い合わせ先

参考書・問題集など

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介護福祉士(国家資格)

介護福祉士とは

身体的、精神的な障害により日常生活行動(入浴、食事、排泄など)の行動に支障のある人に対して介護し、自立した、人間としての尊厳をもった生活を送るための支援を行うことに優れた能力を有する者の国家資格です。

受験資格

学歴や実務経験などによって非常に細かく受験資格が定められています。

詳細については(財)社会福祉振興試験センターでご確認ください。

試験内容

筆記試験

・老人福祉論
・障害者福祉論
・リハビリテーション論
・社会福祉援助技術
・レクリエーション活動援助法
・老人、障害者の心理
・家政学概論
・医学一般
・精神保健
・介護概論
・介護技術
・形態別介護技術
・社会福祉概論

実技試験

・介護等に関する専門的技能

難易度など

介護系の資格の中で唯一の国家資格です。

合格率は50%位ですが、受験資格を得るまでが大変なので、決して簡単な資格ではありません。
この資格で就職(各種介護施設、福祉施設など)がかなり有利になります。

試験についての問い合わせ先

参考書・問題集など

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手話通訳士(公的資格)

手話通訳士とは

厚生労働省が、聴力障害者情報文化センターに実施を委託している試験に合格し、聴力障害者情報文化センターに登録することで資格が得られます。
(公的資格です)

業務独占の資格ではないので、「この資格が無ければ○○ができない」ということはまずありません。

受験資格

20歳以上の者

試験内容

筆記試験(択一式)

・障害者福祉の基礎知識
・聴覚障害者に関する基礎知識
・手話通訳のあり方
・国語

実技試験

・聞き取り通訳
・読み取り通訳

難易度など

合格率は10%〜15%と比較的難しい資格です。
信頼できる公的資格です。

福祉施設などでの需要はもちろんありますが、デパートやホテルなどの民間施設でも手話が必要とされる場面もあるのではないでしょうか。

また、民間資格の「手話技能検定」という検定もあります。

試験についての問い合わせ先

参考書・問題集など

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福祉住環境コーディネーター(公的資格)

福祉住環境コーディネーターとは

高齢者や障害者に対して、バリアフリーの住みやすい住環境を提案するアドバイザーです。

受験資格

1級……2級合格者
2級・3級……特になし

試験内容

1級

・福祉社会に向けての住環境整備の必要性
・福祉住環境コーディネーター1級の役割
・地域で支える高齢者ケア
・地域で支える障害者ケア
・地域福祉の推進と福祉のコミュニティづくり
・福祉のコミュニティづくり
・ユニバーサルデザインの概念および沿革
・ユニバーサル環境の整備手法
・高齢者・要介護者向け住宅・施設の流れ
・高齢者向け居住施設の種類と機能
・障害者向け住宅および施設の種類と機能

2級

・高齢者・障害者を取り巻く社会状況と住環境
・福祉住環境コーディネーターの役割と機能
・障害のとらえ方
・リハビリテーションと自立支援
・高齢者・障害者の心身の特性
・在宅介護での自立支援のあり方
・高齢者に多い疾患別にみた福祉住環境整備
・障害別にみた福祉住環境整備
・福祉住環境整備とケアマネジメント
・福祉住環境整備の進め方
など17項目

3級

・少子高齢社会と共生社会への道
・福祉住環境整備の重要性と必要性
・在宅生活の維持とケアサービス
・健康と自立
・障害者が生活の不自由を克服する道
・バリアフリーとユニバーサルデザインを考える
など11項目

難易度など

1級の合格率は5%前後とかなり難しいです。
(2級は25%、3級は40%位)

建物の建築はバリアフリーが当たり前になっています。
そのことを考えるとかなりニーズの高まってくる資格ではないかな、と思います。

設計事務所や建設会社などへの転職にも。

試験についての問い合わせ先

参考書・問題集など

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ケアマネージャー(介護支援専門員)(公的資格)

ケアマネージャー(介護支援専門員)とは

ケアマネージャーとは、各福祉施設に所属し、要介護者等からの相談に応じてケアプランを作成します。

介護全般の相談、調整なども行います。

受験資格

  1. 医師、歯科医、薬剤師、保健婦、保健士、助産婦、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義足装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、はり師、きゅう師、栄養士(営養管理士を含む)、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、精神保健福祉士の資格を持ち、福祉・医療等の施設で5年以上の職歴がある者
  2. 1.の資格ない人でも、所定の福祉施設での介護等に従事した機関が10年以上の者
    (試験に合格した後に講習を受けてから各知事から任命され、資格を取得できます。)
  3. 所定の福祉施設における相談援助業務に従事した期間が通算5年以上の者
  4. 訪問介護員養成研修修了者で介護等の業務に従事した期間が通算5年以上の者

試験内容

介護支援分野

・基本視点
・介護保険制度
・要介護、要支援認定特論
・介護支援サービス機能、要介護認定方法論

保健医療福祉サービス分野

・高齢者の身体的・精神的特長と高齢期の疾病・障害
・訪問介護方法論
・通所介護方法論
・短期入所生活介護方法論
・福祉用具、住宅改修方法論
・指定介護老人福祉施設サービス方法論
など

難易度など

合格率は30%程度です。

特別養護老人ホーム、老人保健施設などで特に必要とされる資格です。
実際に活動できているケアマネジャーは少ないため、多くの需要があります。

受験に関しては各都道府県に任されているため、受験料なども都道府県によって異なります。
試験の詳細については、各都道府県の担当部署に確認する必要があります。

(都道府県の広報誌に詳細が載っていることが多いです)

試験についての問い合わせ先

各都道府県担当部署

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ホームヘルパー(訪問介護員)(公的資格)

ホームヘルパー(訪問介護員)とは

訪問介護を行う者の資格の一つで、都道府県知事の指定する研修課程を終えて資格を取得する。
日常生活を営むのに支障のある高齢者や障害者の方の家庭を訪ねて、身体の介護や家事サービスを提供します。

講習を受けることによって取得でき、講習の受講料や日程などは各都道府県によって異なります。

受験資格

1級……2級取得後1年以上経過した者
2級・3級……特になし

試験内容

1級

・講義(84時間)
・実技(62時間)
・実習(84時間)

2級

・講義(58時間)
・実技(42時間)
・実習(30時間)

3級

・講義(25時間)
・実技(17時間)
・実習(8時間)

難易度など

講習を受講することによって取得が出来ます。

講習の日程や受講料などは都道府県によって異なりますので、分からないことがあったらお住まいの都道府県の担当部署に問い合わせを。。

試験についての問い合わせ先

各都道府県庁

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手話技能検定(民間資格)

手話技能検定とは

手話を学んでいる人のレベル向上や専門家育成を目的として、2001年にスタートした手話の検定試験です。

全部で7級から1級までクラスがあり、入門者レベルから仕事で手話を使えるレベルまで幅広い受験者の能力を検定します。

受験資格

特になし
ただし、2級以上を受ける場合はそより下の資格を持っていることが必要
(2級を受ける場合は、準2級に合格している必要があります)

試験内容

1級

・4〜8人のグループによるディスカッション(討論)
・課題文を手話で表現

準1級

・映像の読み取り試験

2級

・1つの課題文を、日本手話あるいは日本語対応手話で表現

準2級

・映像の読み取り試験

3級

・映像の読み取り試験

4〜7級

・映像の読み取り試験が中心

難易度など

7級〜1級まで細かくレベルが分かれているので、手話を勉強する際の目標設定にはちょうどいいと思います。

試験についての問い合わせ先

参考書・問題集など

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国家資格

法律に基づいて、国(又は国から委託を受けた機関)が個人の能力や知識を判定して付与する資格。
いわゆる「国のお墨付き」がつくために難易度が高いものが多い反面、社会的な信用も高い。
医師 建築士 弁護士 税理士 行政書士 公認会計士など

公的資格

国家資格ではないけど、公に認知されていて所轄省庁によって審査基準が認定されているもの。
文部科学省や経済産業省などの官庁や大臣が資格を認定する。
主催自体は民間団体になるけど、信用度は比較的高い。
英検 秘書技能検定 消費生活アドバイザーなど

民間資格

民間の団体が独自に基準を設け、任意に与えているもの。
民間資格の場合、試験を実施している団体が信頼できるかどうか、見極める必要アリ。
(資格商法などの悪徳商法がはびこっているので注意!)
産業団体などが定めた資格は業界内で一定の評価があるので安心です。
面白い趣味の資格があったりするので、純粋に趣味で受けてみるのも面白いかも。