主婦の資格取得について 金融・不動産系の資格を中心に紹介します

公開家計簿WAKABA 主婦の資格取得 金融・不動産系の資格

宅地建物取引主任者(宅建)(国家資格)

宅地建物取引主任者(宅建)とは

不動産会社の相手方に対して、不動産の売買、交換又は貸借の契約が成立するまでの間に、重要事項の説明等を行うことができる国家資格です。

宅地建物の取引を行う業者は、事務所1つに対し5人中1人は宅建所有者を設置しなくてはならないと定められています。

受験資格

特になし

試験内容

筆記試験(択一試験50問)

・土地の形質、地積、地目、種目、建物の形質、構造、種別
・建物の権利、権利の変動に関する法令
・土地・建物についての法令上の制限
・宅地・建物についての税法
・宅地・建物についての需給法令・実務
・宅地・建物の価格についての評定
・宅地建物取引業・関連法令

難易度など

合格率は15%程度。

筆記試験(しかも択一)ということで比較的とっつきやすいイメージがありますが、難易度は意外と高いです。

この資格と合わせて、マンション管理士を取得しておくと不動産系の就職に何かと便利。

自分自身の住宅の賃貸や売買の時にも役に立ちますよね、この資格。

試験についての問い合わせ先

参考書・問題集など

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マンション管理士(国家資格)

マンション管理士とは

マンション管理士は、マンション管理組合の運営、建物構造上の技術的問題(大規模な修繕とか)などのマンションの管理に関して、管理組合の管理者等又はマンションの区分所有者等の相談に応じ、助言、指導その他の援助を行います。

言ってみればマンションのスペシャリスト。

主に管理組合の立場でマンション管理に関する様々な問題の解決をサポートします。

受験資格

特になし

ただし、成年被後見人、被保佐人などに該当しているとマンション管理士として登録できません。

試験内容

筆記試験(択一50問)

・マンション管理に関する法令及び実務に関すること(4.に掲げるものを除く)
・管理組合の運営の円滑化に関すること
・マンションの建物及び附属施設の形質及び構造に関すること
・マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること

難易度など

択一50問と、試験自体は意外ととっつきやすいのだけど合格率は10%未満だったりします。

この資格と合わせて宅建を取得しておくと就職に有利です。

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参考書・問題集など

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ファイナンシャルプランナー(FP)(国家資格)

ファイナンシャルプランナー(FP)とは

個人的な資産運用・金融に関する総合的なアドバイスをします。

顧客である個人から、収入・借り入れ・家族構成・資産などの情報の提供を受け、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランに即した資金計画を行います。

株式、保健、不動産、ローン、年金など、幅広い知識が必要となります。
普通に生活をしていても役立つ知識が多いので、資格取得の勉強はとても有益です。

受験資格

1級

・実務経験5年以上の者
・2級合格後、実務経験1年以上の者
・その他

2級

・実務経験2年以上の者
・3級合格者
・AFP認定研修修了者
・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級合格者

3級

・FP業務に従事している者。または従事しようとしている者
・その他

試験内容

1級(筆記と実技)

筆記
 ・ライフプランニングと資金計画
 ・リスク管理
 ・金融資産運用
 ・タックスプランニング
 ・不動産
 ・相続・事業承継
実技
 ・資産相談業務
 ・資産設計相談業務

2級(筆記と実技

筆記
 ・範囲は1級と同じ
実技
 ・個人資産相談業務
 ・中小事業主資産相談業務
 ・生保顧客資産相談業務
 ・損保顧客資産相談業務
 ・資産設計相談業務

3級(筆記と実技)

筆記
 ・範囲は1.2級と同じ
実技
 ・関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
 ・顧客のニーズおよび問題点の把握
 ・問題解決策の検討、分析

難易度など

それほど難関資格ではありません。

金融機関に勤めている人が会社ぐるみで受験することが多いんじゃないかな。
特に銀行とか生保とかの窓口業務をするなら絶対あった方がいい資格です。

住宅ローンや相続、年金や保険など身近な「お金」の知識が問われるので、試験内容も実生活に役立つことばかりです。

テキストはパラパラ見るだけでも結構面白いですよ、実は私も1冊持ってます。

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簿記検定(日商簿記検定)(公的資格)

日商簿記検定とは

日本商工会議所が実施する簿記技能の検定です。
帳簿のつけ方、帳簿の読み方から始まり、そこから経営管理や経営分析などを行います。

1級〜4級まであり、1級は企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析ができるレベル。
(税理士・公認会計士などの国家試験の登竜門になっています。)

そこまで行かなくても、2級でも就職には有利に働きます。

受験資格

特になし

試験内容

1級

・商業簿記
・会計学
・工業簿記
・原価計算

2級

・商業簿記
・工業簿記

3級・4級

・商業簿記

難易度など

1級の合格率は10%前後とかなり難しいです。
1級の合格者は税理士の受験資格が得られます。

ちなみに2級以下の合格率は30〜50%程度です。

ただ帳簿をつけるだけではなく、予算編成、現金の収支や決済、有価証券報告書作成、税務申告など、その仕事内容は多彩です。 

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簿記能力検定(公的資格)

簿記能力検定とは

全国経理教育協会が実施している簿記検定です。(公的資格)

日商簿記と比べると合格率は高め。
こちらも上級合格者には税理士の試験資格が与えられます。

受験資格

特になし

試験内容

上級

・商業簿記
・会計学
・工業簿記
・原価計算

1級

・会計(商業簿記を含む)
・工業簿記

2〜4級

・商業簿記

難易度など

難易度は日商簿記と比べるとそれほど高くありません。
合格率は上級15%、1級40%、2・3級65%、4級約70%ほどです。
上級合格者には、税理士の受験資格を得ることができます。

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国家資格

法律に基づいて、国(又は国から委託を受けた機関)が個人の能力や知識を判定して付与する資格。
いわゆる「国のお墨付き」がつくために難易度が高いものが多い反面、社会的な信用も高い。
医師 建築士 弁護士 税理士 行政書士 公認会計士など

公的資格

国家資格ではないけど、公に認知されていて所轄省庁によって審査基準が認定されているもの。
文部科学省や経済産業省などの官庁や大臣が資格を認定する。
主催自体は民間団体になるけど、信用度は比較的高い。
英検 秘書技能検定 消費生活アドバイザーなど

民間資格

民間の団体が独自に基準を設け、任意に与えているもの。
民間資格の場合、試験を実施している団体が信頼できるかどうか、見極める必要アリ。
(資格商法などの悪徳商法がはびこっているので注意!)
産業団体などが定めた資格は業界内で一定の評価があるので安心です。
面白い趣味の資格があったりするので、純粋に趣味で受けてみるのも面白いかも。